摂食障害は私じゃない話
主治医の先生が、摂食脳は私じゃないから安心しなさいって言っていた。
我慢ができなくて食べてしまう私、
お金を取ってまで食べてしまう私、
食べる時間にイライラしてしまう私、
全部、全部、脳が摂食に負けているだけ、
賢くて、優しくて、素直ないい子です、摂食に押されているだけで、いなくなったわけじゃない。と。
ずっと私は
性格がひんまがってしまったんだ、
クソなんだ、って思っていたけど、
摂食が占める割合が減っていくごとに、
何が好きだったか、何に心が動かされるか、
家族との時間の楽しみ方、
自分と他人は別物であること、理想と現実、
キャパシティ、
少しずつ鮮明になってきて、
いい意味で諦めがついた、これが私なんだなって。
私は摂食に支配されたくない、
痩せたまま早く楽になりたい、すぐ死ぬから傷だらけでもいい、って本気で思ってた。
人は変われる。
もし完治という状態にならなくても大丈夫。
コントロールがきくならば、摂食と付き合える。